寒くなってくると、「なんだか体が重い」「動きたくない」「手足が冷える…」と感じる方が増えてきます。
実はそれ、代謝の低下が関係しています。
冬は気温が下がることで体温を保つためにエネルギーを使いますが、同時に活動量が減るため、結果的に代謝が落ちてしまうのです。
そんな季節にこそおすすめしたいのが、ピラティス。
「筋肉」「姿勢」「呼吸」を整えるピラティスは、冬の代謝ダウンを防ぎ、体の内側から温まる体質づくりに効果的です。
この記事では、冬の代謝を高めるポイントと、今すぐできるおすすめエクササイズを紹介します。

なぜ冬に代謝が落ちるの?
寒い時期は、体が冷えて筋肉がこわばりやすくなります。
筋肉は熱を生み出す器官なので、筋肉が使われない=代謝が落ちることに直結します。
また、寒さで姿勢が丸まり、呼吸が浅くなる人も多いです。
浅い呼吸は自律神経の乱れを招き、体温調節や血流にも影響。
結果的に「冷え」「むくみ」「疲れやすい」といった不調が出やすくなります。
ピラティスで代謝が上がる理由
ピラティスは、ただの筋トレとは違い、インナーマッスルと呼吸を同時に整えるメソッド。
この2つが、代謝アップに直結するポイントです。
- 深層筋を刺激して基礎代謝を上げる
お腹の奥の「腹横筋」や、骨盤を支える「骨盤底筋群」など、姿勢を支える筋肉を使うことで、筋肉量が増えて代謝が上がります。 - 呼吸で酸素を取り込み、脂肪燃焼を促進
ピラティス特有の胸式呼吸は、横隔膜をしっかり動かして酸素を取り込むことで、エネルギー代謝を活発にします。 - 姿勢改善による血流アップ
背骨が整い、胸が開くことで全身の血流が良くなり、冷えやむくみの改善にもつながります。

今日から始められる!代謝アップピラティスエクササイズ3選
ここからは、寒い季節に特におすすめのピラティスエクササイズを紹介します。
朝やお風呂上がりに1日10分行うだけでも、体の芯から温まる感覚が得られます。
① ロールダウン(背骨ほぐし・姿勢リセット)
効果:背中・ハムストリングス・体幹の柔軟性を高め、姿勢を整える。
方法:
- 足を腰幅に開いて立つ。
- 息を吐きながら、頭から順に背骨を丸めていく。
- 床近くまでいったら、吸いながらゆっくり起き上がる。
- 5〜8回繰り返す。
👉 ポイント:背骨一つひとつを丁寧に動かす意識で。動きながら呼吸を止めないこと。
② シングルレッグストレッチ(お腹・代謝アップ)
効果:腹横筋・腸腰筋を刺激して、体幹の安定と代謝アップを促す。
方法:
- 仰向けで両膝を胸に引き寄せる。
- 片足を斜め前に伸ばしながら息を吐く。
- 息を吸いながら足を入れ替える。
- 10〜20回繰り返す。
👉 ポイント:腰を反らせず、お腹をへこませるようにキープ。
「お腹がぽかぽかしてくる」感覚が出ればOK!
③ ブリッジ(お尻・太もも・体温アップ)
効果:下半身の大きな筋肉を動かして全身の血流を改善。
方法:
- 仰向けで膝を立て、足を腰幅に開く。
- 息を吐きながら骨盤をゆっくり持ち上げる。
- 肩から膝まで一直線になる位置で数秒キープ。
- 吸いながらゆっくり下ろす。
- 8〜12回繰り返す。
👉 ポイント:お尻を締めながら骨盤を一枚ずつ持ち上げるように。
冷えやすい下半身の血流を改善し、全身が温まります。
エクササイズを効果的に行うコツ
- 呼吸を止めない:代謝を上げるには酸素が不可欠。ピラティス呼吸でしっかり吸って吐く。
- お腹をへこませる意識:内側の筋肉を使うと、熱が内側から生まれる。
- 朝・夜どちらかに習慣化:朝は体温を上げる、夜はリセット効果。どちらもおすすめです。
続けるほど、体が変わっていく
ピラティスを継続している方からは、
「冬でも冷えにくくなった」「朝起きたときに体が軽い」「肩こりが減った」
といった声が多く聞かれます。
その理由は、筋肉量が増えて代謝が上がり、体が熱を生み出せるようになるからです。
また、正しい姿勢で呼吸が深くなることで、内臓の働きやホルモンバランスも整います。

おわりに|冬の体づくりは「今」から始めよう
寒い季節は、体が変わるチャンスでもあります。
代謝を上げる習慣を作ることで、春には軽やかな体が待っています。
無理な運動や食事制限をするよりも、
呼吸と姿勢から整えるピラティスで、体の内側から健康的に代謝を上げていきましょう。
Nピラティスでは、体の仕組みを理解しながら動く「正しいボディメイク」を大切にしています。
冬の冷えや代謝低下を感じている方も、ぜひピラティスを体験してみてください。
体の変化を実感する第一歩を、ここから一緒に始めましょう。








