有痛性外脛骨で半年以上足の痛みで悩まされたクライアントさん
— 吉田直紀/Nピラティス/理学療法士 (@kibou7777) March 31, 2018
まともに歩けなかったけどインソールと施術3回目で本当に良くなりました。今ではスポーツも。
「できなかった体育ができるようになった。やめてしまった部活をまた始められる。」
こんな瞬間はホントにPTやっていてよかったと思う。 pic.twitter.com/gwyxqJCf3V
「色々な病院や接骨院に行ってみたけれども足の痛みは変わらず。電気や湿布・痛み止めばかりの治療でしたが、痛みは良くならなかったです。もう半分諦めていました。」
というのが私が担当した有痛性外脛骨クライアントさんの生の声。
スポーツも諦めていましたが、3回の施術とインソールにて症状は改善しました。
今回はそのような有痛性外脛骨の痛みで悩んでいる人へのコラムです。
まだその痛み、諦めないで下さい。
有痛性外脛骨とは?
足の内くるぶしにある「外脛骨」と呼ばれる骨の痛みです。その骨を押したときや運動した時に痛みが生じます。
思春期のスポーツ活動中に起こりやすい足関節の障害で、この外脛骨自体は異常な骨ではありません。正常人の15%にみられる骨です。
痛みの出る原因としては
- 急激な運動負荷
- 扁平足
- 歩き方
- 女性(女性の方が多い)
- 靴のサイズが合っていない
が影響します。
有痛性外脛骨の痛みの原因は後脛骨筋!
痛みの原因は後脛骨筋というスネにある筋肉です。
扁平足でアーチが潰れている状態になると、歩く度に後脛骨筋が引っ張られます。その引っ張られる力が外脛骨にも加わり痛みを引き起こします。
つまり、痛みを楽にするためには
- アーチを引き上げる
- 後脛骨筋が引っ張られないように調整する
- 歩き方を変える
- 運動負荷を抑える
ことがたいせつになります。
有痛性外脛骨の痛みが楽になる3つのマッサージ!
今回紹介するのは3つのマッサージです。痛みが出ない範囲で1〜2分行ってください。
- 膝の内側にある内側広筋
- すねの内側にある後脛骨筋
- 足の内側にある母趾外転筋
この3つをマッサージすることで痛みを解消していきます。3つの筋肉はそれぞれ筋膜でつながっており、ここの筋膜の動きをよくすることで、外脛骨を引っ張る力が弱くなり、痛みが楽になります。
特に後脛骨筋は痛みの原因になりやすいので、入念にやりましょう。
有痛性外脛骨に対するテーピング
- テーピングはキネシオテープという皮膚の動きをよくするテーピングを使いましょう
- 土踏まず〜内くるぶしを通り、すねのあたりまでテーピングします
テーピングをするとある程度痛みが緩和されますが、根本的な解決にはいたりません。
有痛性外脛骨の痛みが楽になるインソール
一般的には内側のアーチをあげるようなインソールを勧められると思います。
しかし、歩き方、足の形、アーチは人によって異なります。
私が担当した有痛性外脛骨のクライアントさんも、内側のアーチではなく、外側のアーチをサポートすることで痛みが軽減しました。市販のインソールではなく、歩き方と足の状態をチェックしてインソールを処方してもらいましょう。(当店ではパッドの処方を行って、すでにある靴の中にサポートを入れていきます。)
有痛性外脛骨に対するNピラティスのケア
当店では有痛性外脛骨の痛みの原因と、対処方法を一人一人に合わせていきます。
- 痛みが強く、日常生活でも辛い場合はインソールのパッドを入れて足元から調整
- 痛みの原因となっている筋膜を優しく施術して、動きやすい状態にします
- ストレスのかかる歩き方を変えるためにマシンピラティスを使って姿勢をよくしていきます
有痛性外脛骨の痛みで、スポーツや運動、日常生活にお困りの方はNピラティスへ一度ご相談ください。