今回のテーマは梨状筋症候群です!
あまり聞きなれない疾患ですが。
・お尻まわりが痛い、しびれる
と椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などと似たような症状が引き起こされます。
では一体どんな症状で治療方法や自宅でできることがあるかを説明していきますね!
梨状筋症候群とは?
股関節の奥の中にある「梨状筋」という筋肉があります。この筋肉が何かしらの影響でかたくなると、下を通る坐骨神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こします。
症状としては
- お尻まわりの痛み、しびれ
- 太もも裏側の痛み、しびれ
がメインになります。
梨状筋症候群にはどんな治療方法があるの?
ほとんどの場合がストレッチで梨状筋のかたさが取れれば痛みはよくなります。
その間に、痛み止めやブロック注射をすることもありますが、手術にいたるケースはほとんどありません。
梨状筋症候群の1番の問題!なぜ梨状筋がかたくなるのか?
実はこれが一番大事です。
- 梨状筋がかたいからストレッチをすればよくなる
- でもなぜ梨状筋がかたくなるのか?の原因が解決しない
- また症状を引き起こす
このスパイラルから抜け出しましょう。
では梨状筋がかたくなる原因はなんでしょうか?
大きく3つに分けられます。みなさんが当てはまる原因によって対処方法が変わっていきます。
1.座りっぱなしの時間が長い
デスクワークや勉強などで座っている時間が増えると、お尻の筋肉や神経はずっと圧迫された状態になります。圧迫された状態が続くことによって組織が癒着して、かたくなってしまいます。
まずは座っている時間を減らすことから始めてみましょう。
2.骨盤が反りすぎている
いわゆる反り腰になると梨状筋が通常よりも伸ばされた位置になります。梨状筋が伸ばさると下にある坐骨神経も圧迫されて症状を引き起こします。
もし、骨盤の位置を変えた時に梨状筋症候群の症状が落ち着く方は、骨盤の位置を変えることがポイントになります。
反り腰の原因になるのは腸腰筋という股関節の前側の筋肉なので、腸腰筋の調整も必要になります。
3.股関節の動きが悪くなっている
梨状筋は骨盤から股関節をつないでいるインナーマッスルです。インナーマッスルも使わなければ、かたくなり、動きにくくなります。
股関節を動かしていない人は、少しずつ股関節を動かすことから始めましょう。
梨状筋は外旋といってあぐらのように開くと緩み、女の子座りのように内側に閉じるとストレッチがかかります。痛みのない範囲で股関節を動かしていきましょう。
梨状筋症候群のストレッチ・ケアまとめ
これは変形性股関節症向けのストレッチなのですが。
股関節と骨盤を動かす運動が多いので、梨状筋症候群の人にもおすすめです!
- 骨盤を動かす
- 股関節を動かす
- 梨状筋を動かす
要素が入っています。ぜひお試しください!
梨状筋のストレッチをしてもよくならないパターンもある!
youtubeのストレッチ動画を見てもよくならないパターンもあります。その理由はストレッチでは筋膜の癒着を剥がすことが難しいからです。
梨状筋症の周りにはいくつもの筋肉が平行して走っています。この筋肉の癒着はストレッチでほぐすのは難しいので、施術が必要になります。
しかも施術は梨状筋の走行を理解して、しっかりと触ることができる専門家の技術が必要になります。
Nピラティスが行う梨状筋症候群のケア
- 梨状筋症候群になっている原因を骨盤、股関節のゆがみと筋肉のバランスからチェック
- 梨状筋近くの筋肉の癒着を施術でほぐしていく
- 坐骨神経周りの筋膜の癒着を施術でほぐしていく
- マシンピラティスを使い、梨状筋と坐骨神経を痛みなく動かしていく
- 骨盤、股関節の位置をマシンピラティスで整えていく
以上のステップを踏んでいきます。しっかりと梨状筋周りの組織が動いてくれば、ストレッチだけでも十分に対応できます。
梨状筋症候群の痛みで悩んでいる方はぜひNピラティスへお越しください。