「姿勢改善に効果的な筋トレメニューが知りたい」
「猫背を直したいけど、筋トレは効果ある?」
姿勢を支える筋肉を鍛えることで、自然と正しい姿勢を維持しやすくなります。猫背や反り腰など、姿勢の悩みに合ったトレーニングメニューを選ぶと効果的です。
そこで本記事では、自宅で簡単にできる姿勢改善におすすめの筋トレを詳しく紹介します。
- 姿勢のセルフチェック方法
- 姿勢改善で鍛えるべき筋肉
- 自宅でできる姿勢改善の筋トレ
- 筋トレで姿勢改善を目指す際の注意点
姿勢を支える体幹や背中、お尻などの筋肉をバランスよく鍛えることで、正しい姿勢を維持しやすくなります。
ただし、フォームや負荷などが適切でないと、特定の筋肉や関節へ負担が集中する可能性があるため注意が必要です。
今回は筋トレを行う際の注意点も詳しく紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
【セルフチェック】自分の姿勢を確認しよう

筋トレを始める前に、自分の姿勢がどのように崩れているかチェックしてみましょう。
壁を背にして立ち、かかと・お尻・背中・後頭部を無理のない範囲で壁につけます。その状態で、身体の位置や腰と壁の隙間を確認してみてください。
腰と壁の間に手のひら1枚程度の隙間がある状態が、自然な腰のカーブの目安です。
- 腰と壁の間にこぶしが入るほど隙間が広い → 反り腰の傾向
- 肩が前方へ入りやすい → 巻き肩の傾向
- 背中が丸まり、壁につけにくい → 猫背の傾向
- 後頭部を自然に壁につけにくい → ストレートネックの傾向
自分の姿勢の癖を把握すれば、鍛えたい部位やトレーニングを選ぶ際の参考になります。
姿勢改善で鍛えるべき筋肉を3つに分けて解説

鍛えたい筋肉は、主に次の3つのグループに分けられます。
- 大胸筋:腕や肩を動かし、上半身の動作に関わる
- 菱形筋:肩甲骨を背骨側へ引き寄せ、肩甲骨を安定させる
- 脊柱起立筋:背骨を支え、上体を起こした姿勢を保つ
- 腹筋群(腹直筋・腹横筋・腹斜筋):腹部を支え、体幹や骨盤を安定させる
- 広背筋:腕や肩甲骨の動きに関わり、背部を支える
- 大殿筋:股関節を伸ばし、立位や歩行を支える
- 中殿筋:片脚で立つ際などに骨盤を安定させる
- 大腿四頭筋:膝を伸ばし、立位や歩行を支える
- ハムストリングス:股関節や膝の動きに関わり、下半身を支える
姿勢を保つ際は、複数の筋肉が連携して身体を支えています。そのため、根本的な姿勢改善を目指すなら、全身の筋肉をバランスよく鍛えることが大切です。
【自宅で簡単】姿勢改善におすすめの筋トレ10選

自宅で取り組みやすい10種類の筋トレを、難易度順に紹介します。
| 種目 | 難易度 | 主に鍛えられる筋肉 | 改善が狙える姿勢 |
|---|---|---|---|
| キャットカウ | ★☆☆☆☆ | ・背中 ・体幹 | ・猫背 ・反り腰 |
| ヒップリフト | ★☆☆☆☆ | ・大殿筋 ・体幹 ・ハムストリングス | 反り腰 |
| バードドッグ | ★★☆☆☆ | ・腹部 ・多裂筋 ・脊柱起立筋 ・臀部 | ・猫背 ・反り腰 |
| バックキック | ★★☆☆☆ | ・大殿筋 ・ハムストリングス | 反り腰 |
| スーパーマン | ★★☆☆☆ | ・脊柱起立筋 ・臀部 ・背中 | 猫背 |
| デッドバグ | ★★★☆☆ | ・腹横筋 ・腹直筋 ・腹斜筋群 | 反り腰 |
| プランク | ★★★☆☆ | 体幹 | ・反り腰 ・猫背 |
| 逆プランク | ★★★☆☆ | ・背中 ・臀部 ・肩まわり ・ハムストリングス | ・猫背 ・巻き肩 |
| スクワット | ★★★★☆ | ・大殿筋 ・大腿四頭筋 ・内転筋群 ・ハムストリングス | ・反り腰 ・猫背 |
| プッシュアップ | ★★★★★ | ・大胸筋 ・上腕三頭筋 ・前鋸筋 ・体幹 | ・猫背 ・巻き肩 |
姿勢の悩みをお持ちの方は、ぜひ実践してみてください。
1. キャットカウ
キャットカウは、四つ這いになって背中を丸める・反らす動きを繰り返すエクササイズです。
背骨や骨盤を動かすことで、背中まわりの柔軟性を高められます。特に、長時間のデスクワークなどで身体が固まりやすい方におすすめです。
- 両手と両膝を床につけて四つ這いになる
- 手を肩の下、膝を股関節の下に置く
- 息を吐きながら骨盤を後傾させ、背中をゆっくり丸める
- 息を吸いながら骨盤を前傾させ、胸を前へ向ける
- 呼吸に合わせてゆっくり繰り返す
腰だけを大きく反らすのではなく、骨盤から首まで背骨全体を動かすことを意識しましょう。
2. ヒップリフト
ヒップリフトは、仰向けで膝を曲げた状態からお尻を持ち上げるトレーニングです。
お尻や腹部を使って骨盤を安定させる感覚を身につけられるため、反り腰が気になる方のトレーニングにも取り入れやすい種目です。
- 仰向けになり、両膝を曲げて足裏を床につける
- 足を腰幅程度に開く
- お腹に軽く力を入れる
- 息を吐きながらお尻をゆっくり持ち上げる
- 肩から膝までが自然につながる位置で止める
- ゆっくりお尻を床へ戻す
高さを出そうとして、腰を反らしすぎないようにします。腰ではなく、お尻を使って身体を持ち上げることを意識してください。
3. バードドッグ
バードドッグは、四つ這いから対角線上の腕と脚を伸ばすエクササイズです。
腹部や背中、お尻などを使い、体幹の安定性を高められます。身体を支えながら手足を動かす能力を養えるため、姿勢の安定にも役立ちます。
- 四つ這いになり、背中を自然な位置に保つ
- お腹に軽く力を入れる
- 右腕と左脚をゆっくり伸ばす
- 身体が傾かない位置で姿勢を保つ
- ゆっくり元へ戻す
- 左腕と右脚も同様に行う
手足を高く上げる必要はありません。腰が反ったり骨盤が左右へ傾いたりしない範囲で動かしましょう。
4. バックキック
バックキックは、四つ這いから片脚を後方へ伸ばすトレーニングです。
お尻を使って脚を後方へ動かす感覚を身につけることで、腰に頼りすぎない身体の使い方を練習できます。
- 四つ這いになり、両手を肩の下に置く
- お腹に軽く力を入れて骨盤を安定させる
- 片脚をゆっくり後方へ伸ばす
- お尻を意識しながら脚を持ち上げる
- ゆっくり元の位置へ戻す
- 反対側も同様に行う
脚を高く上げすぎると腰が反りやすくなります。骨盤を正面に保ち、股関節から脚を動かしましょう。
5. スーパーマン
スーパーマンは、うつ伏せから腕や脚を床から持ち上げるエクササイズです。
脊柱起立筋をはじめ、背中やお尻など身体の後面を鍛えられます。上半身を支える筋力を養えるため、背中が丸まりやすい方に適しています。
- うつ伏せになり、両腕を前方へ伸ばす
- 両脚も後方へ伸ばす
- お腹に軽く力を入れる
- 腕と脚を床からゆっくり持ち上げる
- 数秒姿勢を保つ
- ゆっくり床へ戻す
腕や脚を高く上げることより、身体を前後へ長く伸ばすことを意識します。腰に負担を感じる場合は、腕だけ・脚だけなど動きを分けて行いましょう。
6. デッドバグ
デッドバグは、仰向けで両腕と両脚を持ち上げ、対角線上の手足を交互に伸ばす体幹トレーニングです。
手足を動かしても腰を反らさないようにコントロールする力が養われるため、反り腰が気になる方は試してみてください。
- 仰向けになり、両腕を天井へ伸ばす
- 股関節と膝を90度程度に曲げて脚を持ち上げる
- お腹に力を入れて腰と骨盤を安定させる
- 右腕と左脚をゆっくり床方向へ伸ばす
- 元の位置へ戻す
- 左腕と右脚も同様に行う
手足を伸ばしたときに腰が大きく反らないことが重要です。姿勢を保てない場合は、手足を床まで下ろさず可動域を小さくしてください。
7. プランク
プランクは、肘や前腕とつま先で身体を支え、一直線に近い姿勢を保つエクササイズです。
腹横筋や腹直筋、腹斜筋群などを中心に、体幹を幅広く鍛えられます。身体を安定させる力がつき、立位や座位で姿勢を支える筋力の向上にもつながります。
- うつ伏せから両肘と前腕を床につける
- 肘を肩の真下に置く
- つま先を床につけて身体を持ち上げる
- 頭からかかとまでを一直線に近い状態にする
- 呼吸を続けながら姿勢をキープする
- ゆっくり身体を床へ戻す
腰が反ったり、お尻が高く上がったりしないようにします。姿勢を維持するのが難しい場合は、膝を床につけて負荷を下げましょう。
8. 逆プランク
逆プランクは、身体の後ろ側で床を支え、お尻を持ち上げて姿勢を保つトレーニングです。通常のプランクとは異なり、身体の後面を中心に使います。
胸を開いた姿勢を保つため、前かがみになりやすい方が身体の後面を鍛えるのに向いています。
- 床に座って両脚を前方へ伸ばす
- 両手を身体の後ろにつく
- 胸を開き、肩を下げる
- 手と足で床を押しながらお尻を持ち上げる
- 頭から足までが自然につながる位置でキープする
- ゆっくりお尻を床へ戻す
頭を後ろへ大きく反らさず、背骨の延長線上に保ちます。肩や手首に強い負担を感じる場合は、無理に続けないでください。
9. スクワット
スクワットは、下半身だけでなく、姿勢を保つために体幹も使います。
股関節・膝・足首を連動させながら体幹を安定させるため、立った状態で身体をコントロールするトレーニングとして最適です。
- 両足を肩幅程度に開いて立つ
- つま先と膝を同じ方向へ向ける
- お腹に軽く力を入れて背骨を自然な位置に保つ
- お尻を後ろへ引きながら股関節と膝を曲げる
- 無理のない深さまで腰を落とす
- 足裏で床を押しながら元の姿勢へ戻る
膝だけを曲げるのではなく、股関節も使ってしゃがみます。膝が内側へ入りすぎたり、腰が過度に反ったりしないように注意しましょう。
10. プッシュアップ
プッシュアップは、両手とつま先で身体を支え、肘を曲げ伸ばしするトレーニングです。
大胸筋や上腕三頭筋、前鋸筋などを鍛えられます。特に前鋸筋は肩甲骨の安定に関わるため、猫背でお悩みの方におすすめです。
- 両手を肩幅よりやや広めに床につく
- 両脚を後方へ伸ばし、つま先で身体を支える
- 頭からかかとまでを一直線に近い状態に保つ
- 肘を曲げながら胸をゆっくり床へ近づける
- 手のひらで床を押して元の姿勢へ戻る
- フォームを崩さない範囲で繰り返す
腰が反ったり、肩がすくんだりしないように注意してください。
通常のプッシュアップが難しい場合は、膝を床につける「膝つきプッシュアップ」から始めると負荷を調整できます。
なお、姿勢改善を目指すなら、ピラティスもおすすめです。
実際に、Nピラティスのお客様のなかには、猫背や反り腰などの姿勢が変化した方が多数いらっしゃいます。
今なら初回限定で当店の体験レッスンが3,000円で受けられるので、ぜひお気軽にご来店ください。
筋トレで姿勢改善を目指す際の3つの注意点

筋トレで姿勢改善を目指す際、注意点が3つあります。
- 正しい姿勢を意識する
- 同じ部位ばかり鍛えるのは避ける
- 無理をしない範囲で継続する
どれも大事なポイントなので、筋トレを始める前にチェックしてみてください。
1. 正しい姿勢を意識する
姿勢改善を目的に筋トレを行う場合は、正しいフォームを意識しましょう。
フォームが崩れると、鍛えたい筋肉とは異なる部位へ負担が集中する可能性があります。
- ヒップリフト:お尻を上げる際に腰を反らせる
- プランク:お尻が下がり、腰が反った状態になる
- レッグレイズ:脚を下ろしたときに腰が床から浮く
- バックキック:脚を上げることを優先して腰を反らせる
- プッシュアップ:頭や腰が下がる
勢いをつけて反動で身体を動かしたり、力を入れるときに呼吸を止めたりする癖がある場合も注意してください。
回数を増やすことよりも、正しいフォームを保って丁寧に取り組むことが大切です。
2. 同じ部位ばかり鍛えるのは避ける
姿勢を整えるためには、一つの筋肉へ偏らず、全身をバランスよく鍛える必要があります。
- 腹筋ばかり鍛える → 全身のバランスが偏り、猫背や巻き肩を助長する恐れがある
- 胸ばかり鍛える → 肩が前方へ入りやすくなり、巻き肩が悪化する原因になる
- 背筋ばかり鍛える → 腰を反らせる力が強くなり、反り腰につながる可能性がある
立つ・座るといった姿勢は、腹部や背中、臀部、脚など複数の筋肉が連携することで保たれています。姿勢改善を目指す場合は、腹筋・背筋・臀部・脚などを組み合わせてメニューを構成することがポイントです。
弱い部位だけに集中するのではなく、身体全体のバランスを意識してトレーニングしましょう。
3. 無理をしない範囲で継続する
姿勢改善のための筋トレは、無理のない負荷で継続することが重要です。
短期間で変化を求めて負荷や回数を増やしすぎると、フォームが崩れたり身体への負担が大きくなったりする場合があります。
- 少ない回数や短い時間から始める
- 慣れてから少しずつ回数や負荷を増やす
- 正しいフォームを保てる範囲で行う
- 筋肉痛や疲労が強い日は休息を取る
- 鋭い痛みや強い違和感が出たら中止する
その日の身体の状態に合わせて調整し、無理なく続けられる習慣をつくりましょう。
姿勢改善と筋トレに関するよくある質問

姿勢改善と筋トレについて、よくある質問をまとめました。
- 猫背に効果的な筋トレは?
猫背におすすめの筋トレは以下です。
猫背におすすめの筋トレ- キャットカウ
- バードドッグ
- スーパーマン
- プランク
- プッシュアップ
猫背の方は、胸椎が丸まりやすく、肩甲骨が前方へ移動しやすい傾向があります。筋トレとあわせて、座りっぱなしやスマホの長時間利用などの生活習慣も見直しましょう。
- 姿勢改善を目指すなら、ジムとピラティスのどっちがいい?
姿勢改善を主な目的とするなら、ピラティスが適しています。
ジムとピラティスの違い- ジム:マシンやダンベルなどで負荷をかけ、目的の筋肉を重点的に鍛えやすい
- ピラティス:体幹を安定させながら全身を動かし、姿勢や身体の使い方を整えることを目指す
ピラティスは、姿勢を支えるインナーマッスルを鍛えるだけでなく、背骨や骨盤の位置を意識しながら身体を動かします。
日常的な身体の使い方にもアプローチできるため、根本的な姿勢改善が目指せるでしょう。
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筋トレを始める前にピラティスで姿勢改善を目指そう

ジムでの筋トレは、筋肉量や筋力を高めることには非常に適しています。一方で、姿勢改善では、筋力だけでなく「どの位置で身体を支えるか」「どの筋肉をどのタイミングで使うか」といった身体のコントロールも重要になります。
そのため、姿勢改善を目的とする場合は、身体の動かし方まで含めてアプローチできるピラティスがおすすめです。
姿勢改善を目的とした場合、ピラティスの強みは「筋肉を鍛えること」と「身体の使い方を覚えること」を同時に行いやすい点です。
ピラティスでは、背骨や骨盤、肋骨、肩甲骨などの位置を確認しながら身体を動かすため、筋力をつけるだけでなく、姿勢を保つための身体の使い方そのものを練習することが可能です。
実際に、Nピラティスのお客様のなかには、猫背や反り腰など複数の不良姿勢に改善が見られた方もいらっしゃいます。

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